2013年6月18日火曜日

LTV

アルファベット3文字大好きインターネット業界。
4文字やそれ以上、もしくはカタカナ語もいっぱいある。

概ね定着したものもあれば、それぞれの会社で独自の定義があったり、
混乱することはしばしば。

他の業界に身を置いたことがないので分かりませんが、他の業界でもきっと独自の用語があるのだろう。


今日、打ち合わせの中でLTVという単語を口走ったが、
いまいちよくわからないまま使っている自分がいたので、
正しい理解のためにいくつかの用語サイトを確認してみた。


Life Time Value、顧客生涯価値。
ざっくりというと、「1人、もしくは1社がその生涯(取引期間)において、
どれくらい利益に貢献したか」を表す指標、という感じでしょうか。

求める式は、

  • リピート顧客数=新規顧客数×顧客維持率
  • 顧客収入=顧客単価×リピート顧客数
  • 顧客維持費用=新規またはリピート顧客数×ひとりあたり顧客維持費用
  • 単年度利益=顧客収入-顧客維持費用
  • 初期投資額=初年度の顧客を獲得するために投下した費用
  • 顧客生涯価値(LTV)合計=単年度利益の累積金額
  • 一人当たりLTV=LTV合計-初年度新規顧客数
  • で平均的なLTVを求める。


    新規顧客の獲得が難しくなっている中、既存顧客との関係を良好に保ち、
    長くサービスを利用してもらうことで、新規顧客からだけではなく、
    既存顧客からの収益も含めて売上を最大化させるということを計る数字。

    ちなみに、一般的には、既存顧客を維持するするよりも新規顧客を獲得することは、
    5倍のコストがかかるらしい。

    既存顧客に継続的にサービスを利用してもらうためには、顧客維持費用がかかる。
    この費用も無尽蔵にあるわけではないので、顧客の購入単価と維持費用のバランスを
    考えなければならない。

    こういったトータルの費用と売上で導かれる指標。



    今日までは顧客維持の観点での費用をあまり考えずにこの単語を使っていた気がする。
    おおざっぱに、顧客が買ってくれる金額と獲得にかかった費用だけで計算するイメージだった。反省。


    ↓参考
    LTV(顧客生涯価値)を実際に求める方法とは?
    http://www.atmarkit.co.jp/im/cbp/serial/hxt/011ltv/ltv.html

    LTV マーケンティング用語集Wiki
    http://marketingis.jp/wiki/LTV